F1ニュース日記 -リカルドが2020シーズン前に移籍を決めた理由

 ダニエル・リカルドは2021年にルノーからマクラーレンへの移籍を決めたが、その背景をF1.comの中で述べていた。2020シーズンも始まっていない状況での決定となったが、その理由をリカルドは次のように説明している。

Ricciardo explains the reasoning behind his 2021 McLaren switch – and why he made the decision so early | Formula 1®
On this week’s episode of F1 Nation, Daniel Ricciardo explained why he made the ‘tough’ decision to switch teams before seeing the true nature of the 2020 formb...

 去年のことを振り返ってみれば、今の状況との繋がりが見えてくるんだ。マクラーレンは去年大きな話題を呼んだよね。メルセデスがチャンピオンシップを取ったけど、マクラーレンが最も飛躍したチームになったことは事実だ。この事実はマクラーレンにとって自信に繋がっただろうし、それが基礎となって将来像が描けるんだ。

 僕が思うに、(セバスチャン・)ベッテルのフェラーリ離脱のニュースから全てが弾けるように始まって、カルロス(・サインツ)の移籍の話もあっという間に広まったよね。まだ来年までに時間があるように見えるかもしれないけど、僕はそんなことはないと思うんだ。

 レースが始まれば、僕の頭はそのことでいっぱいになるんだ。7月にレースが100%ではない状態で始まったとしても、2戦目までにすべてが見えるようにはならないと思うよ。すべてが見えるようになるには、8月か9月まで待たないといけないだろうね。その後になってから何かをしようと思っても、それは遅すぎると思う。

https://www.formula1.com/en/latest/article.ricciardo-explains-the-reasoning-behind-his-2021-mclaren-switch-and-why-he.oTIR1NSXScjx3Bv5bV61k.html

 レースが始まっていない中でも、水面下ではベッテルの離脱話から始まって、早々に3つのチーム間での移籍が決まったが、リカルドにとってみれば自然な流れのように見えたのだろう。またリカルドはレッドブル時代から長くルノーPUを使ってきたが、トラブルが絶えずパワー不足にも悩まされる日々が続いたことを考えると、メルセデスPUを自分が移籍することによって手に入るメリットも大きな追い風となったはずだ。今シーズンは移籍することを頭にいれず、ルノーのために戦うと移籍決定時に話していたリカルドが、短期決戦のシーズンでどこまで我々に良い印象をもたらしてくれるか、楽しみになる要素が多く、目が離せない戦いになるはずだ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました