昨日、メルセデスはバルテリ・ボッタスのドライブによっておよそ3ヶ月ぶりにF1マシンがコース上に姿を現した。ガレージの中にいるスタッフ全員がマスクを着用し、感染対策を徹底した中で、ボッタスは学ぶことが多くあったとAutosportが報じている。
今日はチームにとってとても有益なものだったよ。みんな今日までレースの現場から離れていたけど、新しいレギュレーションもできたし、お互いの健康にも気を付けないといけなくなったのは大きく変わったポイントだよね。そのポイントに対して今日確認ができたから良かったよ。
効率的に作業するためのやり方や、スタッフが安全にレースができるにはどうしたらいいかということを確かめることができたよ。僕もクルマに戻ることができて本当に嬉しかったし、開幕のオーストリアが待ちきれなくなったよ。
https://www.autosport.com/f1/news/149876/bottas-mercedes-learned-a-lot-in-silverstone-test
このようにボッタスが旧式のマシンでのテストではあったものの、学ぶことが多かったことを明かしている。またAutosportは、無観客レースとなった際は、スターティンググリッド上でのスタート手順も見直されると報じており、メルセデスはそれに向けて準備を着実に進めていたとみられる。
人数が削減されるだけでなく、各チームのスタッフとの距離も保つ必要があるので、特に現場での作業は大きな行動の変化が求められることになるはずだ。それをすぐに察知をし、活動が再開した直後に今回メルセデスが全チームに先立ってテストをしたことで、6月のF1をリードし始めていると言っても良いだろう。これからフェラーリも同様にテストをする予定になっているが、そこでの動きに注目していくことで開幕後の勢力図も見えてくるかもしれない。
コメント