F1ニュース日記 -コロナウイルスと共存を始めるF1

 今日から6月に入り、各チームのファクトリーも正式に再開し、人工呼吸器の製造に取り組んでいたところも7月5日のオーストリアでの開幕を目指してF1活動を始めた。

 Autosportでは再開したファクトリーの模様を報じている。まずはその内容を見てみよう。

F1 News: Teams face new working realities as factories begin to re-open
Formula 1 team personnel are facing a new reality of strict tests and safety measures on their return to work this week after more than two months of factory sh...

 まずファクトリーの玄関先には「距離を保って」という看板が立っており、同じ時間帯で働くスタッフの人数を少なくし、各部署の人員も半数に減らしているということだ。またファクトリー内部では従業員同士の接触を少なくするために、部署間を移動するスタッフに制限をかけていたり、ファクトリー内でのマスク着用と検温が義務付けられているという。

 このようにF1界でもすでに新しい生活様式を取り入れて、活動を再開し少しでもF1活動を続けるための努力が早くも取り入れられている。しかし世界における感染の状況をみると、コロナウイルスは収束したとは言えず、未だに一寸先は闇の状態で、感染リスクも存在している中で各チームは戸惑いを持ちながらも活動を始めている。

 各種報道がなされているように、7月からオーストリアで開幕となると、この1ヶ月は各チームにとって重要な期間となるが、同時に感染拡大を防止するために新たな方式で仕事をこなしながら準備を進めるため、すでにタフな状況を過ごしていることになる。

 またチームはファクトリーだけでなく、世界のサーキットを転戦して戦うため、移動先での感染リスクを抑えるための工夫もこれから検討が必要だ。先日紹介したレギュレーションにも、無観客で行われる場合には、チームの人員も80人までと制限されて現場でも新たな様式に従う必要がある。特に現場では、ホスピタリティ、モーターホーム、ガレージ、コマンドポストといわゆる3密の状態が揃う環境がいくつも存在している。また他のスポーツと異なり、チームが構える拠点はいずれも仮設の施設で、限られた時間の中で競技をするためには決まった人数の人が密集して作業やミーティングをしなければならないケースもあるため、現場での仕事においても大きな変革が必要になる。このように考えるべき課題は多く残っている状況で、これらの対策を約1ヶ月の間に整備していかなければならない。

 今後の対応についてはこれから各チームの行動で明らかになっていくことだが、ウイルスと共存していくための活動がこの6月からF1でも本格的に始まっている。

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