F1ニュース日記 -アストンマーティンがメルセデスAMGのCEOを出迎え。期待される効果は

 2021年からF1に参戦するアストンマーティンが新たなCEOとして、メルセデスAMGのCEOを務めるトビアス・ムアースが就任することを発表した。ムアースは来る8月1日から着任し、アストンマーティンのCEOとしての職務を行うことになるが、2021年からのF1参戦に向けての影響を考えていこう。

F1 News: Mercedes-AMG chairman becomes new Aston Martin CEO
Aston Martin has announced the appointment of Mercedes-AMG chairman Tobias Moers as its new CEO, confirming the brand's first major change under Lawrence Stroll

 まずムアースは先に述べたように、メルセデスAMGのCEOとして活躍し、そのブランドを世に広めることで大きく貢献した一人だ。特に近年は2014年から続くメルセデスの6連覇の土台を支え、F1の現場にはあまり姿を見せないものの、その影響力は強いものがあっただろう。

 アストン・マーティンを買収したローレンス・ストロールはこのムアースについて次のようなコメントを残している。

 ムアースは自動車業界において並外れたタレントを備えたプロフェッショナルで、長期にわたってダイムラーAGを強く成長し続けさせたビジネスリーダーであった。その彼と今回仲間として加わることで、我々のビジネスをより前進させるものだと期待している。

 彼は自身のキャリアを通じて、ブランド競争力を強化し、利益を健全に生み出してきた。彼はアストンマーティンを戦略通りに推し進め、目標を達成させるリーダーとしての力があると思う。我々の野望は重大で明確かつ成功を収めるために適したものになっている。

https://www.autosport.com/f1/news/149618/mercedesamg-chairman-new-aston-martin-ceo

 このように語ったローレンス・ストロールだが、その言葉をみると、ムアースのビジネス的な手腕を大きく期待している言葉が並んでいた。ムアースの実績から考えても、メルセデスのビジネスを成功させ、組織的に強固なものを作り上げられたことは、ローレンスにとっても興味がそそられる人材であったことは考えられる。

 F1に目を向ければ、ローレンスが2018年に当時のフォース・インディアを買収し、レーシングポイントとして存続はできたものの、今年新型コロナウイルスの影響で経済的な不安は取り除かれていないことが想像できる。そんな中で、経済面をより健全に運営し、そこで得られた利益がF1チームへも還元され、ローレンスの一つの夢であるチャンピオンがまた現実的なものに近づいていくだろう。今後のアストンマーティンはF1チームの活動もさることながら、それを大きく支える本体の業績にも注力し、目標達成に向けてまた新たな基盤の構築を行なった一つの行動であることは明確だ。

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