F2ニュース日記 -ジュリアーノ・アレジ、父親の背中を追いかけて夢の舞台へ

 F2の公式サイトはジュリアーノ・アレジの紹介をしていたが、今回はそれをかいつまんで見てみよう。そこには彼の尊敬する人、レースでの思い出を直球で語っていた内容があった。

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 まずジュリアーノが語ったのは彼のレーシングスタイルだ。

 僕のレーシングスタイルを一言で言うなら我慢だね。僕はチャンスを見ながらコースを駆け回るんだ。カート時代と比較すると僕のスタイルは変わったし、それぞれのカテゴリや競争相手に合わせるようになったね。時間が経つごとに僕は成長してきたし、レーシングスタイルを変えるようにしてきたよ。

https://www.fiaformula2.com/Latest/2bQuHXhnRLjxlRcYfg4Xtm/the-inside-scout-giuliano-alesi

 彼のGP3やF2のレースを見ると、なかなか予選で満足のいく結果は残せていない中でも、レースにチャンスが来たときの速さは頼もしい強さがあるように見えた。またカート時代からそのスタイルを変えて、挑戦しているということなので、彼の成長が見えたとき、スタイルの変化もあるかもしれない。

 さて話は彼の尊敬する人へと話が移った。ジュリアーノが最も尊敬するのは父親であるジャン・アレジだ。その父親との思い出をジュリアーノが語っている。

 僕は父がDTMでレースしていたときに一緒に行ったのを覚えているよ。僕はいつも父のことをアイドルのように見ていたね。父がどういう人か知っていたし、何を仕事にしていたか分かっていたから、いつも尊敬していたよ。父が僕や家族、周りの人たちに対してしてくれたことに対して強い尊敬を持っているんだ。

https://www.fiaformula2.com/Latest/2bQuHXhnRLjxlRcYfg4Xtm/the-inside-scout-giuliano-alesi

 この言葉を見ても、父親に対して特別な思いを抱いていることがよくわかる。F1ドライバーには偉大なドライバーが多くいるが、胸を張って自分の父親が1番だと言えるのは、ジュリアーノの父親愛を表している一面とも言えるだろう。

 最後はジュリアーノがレース人生の中で1番の成功体験についてだ。

 間違いなくフェラーリの仲間入りをしたことが1番の成功だね。今でも覚えているよ、僕がF4にいる時で、フェラーリに入れるチャンスがあることはわかっていたけど、ベストを尽くさなければ叶わないものだと思っていたんだ。だから自分が出せるベストを尽くして、普通じゃないことも挑戦したね。そしてフェラーリに入ることが決まった時は本当に嬉しかったし、とても光栄なことに思えたよ。歴史上偉大なチームの仲間入りができた瞬間だから絶対に忘れられない思い出だね。

https://www.fiaformula2.com/Latest/2bQuHXhnRLjxlRcYfg4Xtm/the-inside-scout-giuliano-alesi

 FDAというF1へ入るためには重要なチームに入れたことは、彼にとっても大きな達成感に満たされたようだ。父親のジャンもフェラーリでF1を戦い、唯一の優勝を収めているだけに、ジュリアーノにとっては特別感があるだろう。

 今年はジュリアーノにとってF2で2年目のシーズンとなるが、父親の背中を追いかけてF1の舞台を目指す。そしてFDAの存在を残したままF1の舞台に立ったとき、その特別感はより大きなものになりそうだ。

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