F1あれこれ -メルセデスのエンジニアが語る「ダウンフォース」

 今回は、メルセデスの公式Youtubeチャンネルからひとネタ紹介しよう。メルセデスはこのF1が開催されていない期間でも積極的に、動画を配信し、ファンのために役立つ情報を独自に展開しているが、今回紹介する動画では空力の主担当でテクノロジーディレクターのマイク・エリオットがダウンフォースについて分かりやすく説明していた。

Can an F1 Car Drive Upside Down? Aerodynamics Explained

 詳細は動画の方を見ていただきたいが、そもそもダウンフォースとは何か、ダウンフォースとドラッグの違いについて現場で働いているエンジニアから話を聞けるので貴重な内容になっている。

 個人的に新たな発見となったのは、マシンの中で空力面で重要なパーツについてだ。こういう質問は他では今まで聞く機会がなかったが、この動画の中ではフロントウイングが1番重要で、その次にフロアが大事なパーツだということだ。フロントウイングは車体の中で、1番最初に空気が当たる部品で、その後のマシンの空気の流れを最も制御する部品だということだ。つまりフロントウイングを見るだけでも、そのクルマの特徴や狙いが見えてくるということだ。

 さらに具体的な例を挙げていたのが、昨年のメキシコGPでマックス・フェルスタッペンと接触したことによって、ダメージを受けたルイス・ハミルトンのフロアについても話を膨らませていた。この時、右リアタイヤの手前部分のフロアを欠く状態になっていたが、これだけのダメージになっていると、0.3秒から0.4秒のロスになっていたということだったが、これについては実際のイメージとタイムの損失の関係性がわかるようになっていた。

 F1チームならではの素材と現場のエンジニアの話で、初心者向けの話でありながらも新たな発見もあった内容だった。メルセデスは他にも技術面に関して、より知識が得られるようにコンテンツを公開しているので、また視聴した際にはレポートとして残したい。

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