レーシングポイントのオットマー・サフナウアーは、自身のチームの財政状況と、今シーズンの戦いについてポジティブな展望を明らかにしていた。ローレンス・ストロールがチームの危機を救い、今もレース活動が続けられている一方で、現在の率直な厳しい状況も語っていた。

Racing Point: We are still F1's smallest team even with Stroll cash
Racing Point team principal Otmar Szafnauer says his team is still the smallest Formula 1 squad by budget and staff size even after Lawrence Stroll's investment...
ローレンスが入ってきたことで、彼は我々にチームにとって欠かせない予算をもたらしてくれているんだ。しかし彼の持込み金があるにしても、我々が所持していた金額の30%から40%に過ぎず、いまだに全チームの中でも最も予算が少ないチームだろう。だから我々はF1で最も小さなチームなんだ。
我々はとにかく使った予算の金額を細かく記録して管理しているんだ。すでに始めているプロジェクトもあって、製造側に投資をして拡張しているよ。今は完全にこのプロジェクトも止まっているけど、この拡張が2ヶ月遅れているだけだ。短縮された2020シーズンになるけれど、我々の力でベストの成績を収められると信じているよ。
https://www.autosport.com/f1/news/149307/racing-point-still-f1-smallest-team-with-stroll-cash
2021年にレーシングポイントはローレンス・ストロール自身の夢でもある、アストン・マーティンチームとして生まれ変わる。現在の財政状況からすれば、今後数年で優勝争いに名を連ねるのは簡単にはいかないだろうが、今年進めているプロジェクトが花開くまでの間、どこまで耐え忍んでベスト・オブ・レストの座を確実なものにできるかどうかが注目すべきポイントとなりそうだ。夢へと続く道はまだ始まったばかりだが、希望に溢れるコメントをサフナウアーが語ったたり、テストでも好調な印象を残していたのを見ると、最小のチームではあっても決してネガティブなことだけではないことが伺える。
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