ジョージ・ラッセルはSkysportsで配信されたインタビューの中で、ロックダウン中の過ごし方や、今後の開幕にむけた準備について語っていた。
ラッセルは現在、イギリスのルットランドにある実家でロックダウン下の生活をしている。その中で家族との生活について次のように語っていた。
家族と一緒に過ごせるのは嬉しいね。ここ2年は日常を共にすることも少なかったから、今の時間を楽しんでるよ。
そして今はトレーニングに集中しているんだ。これまでは毎週のようにクルマに乗ったり、ファクトリーでシミュレーターにも乗っていたけど、その代わりにESportsもやってるね。チームとは毎週コンタクトを取っていて、エンジニアと近い距離を保つために連絡を取ることを欠かさないようにしているんだ。できるだけ早く開幕してくれると良いけど、現実的にはまだ数ヶ月はかかりそうだから、この間はいつもとは違ったことを試しながら準備をするよ。
https://www.skysports.com/watch/video/sports/f1/11966933/sky-f1-vodcast-russell-szafnauer-join-the-gang
最近のF1は年間20戦を超すレースがあり、レースが無くてもファクトリーに行って打ち合わせをしたり、シミュレーターに乗ってテストをする日々が続いている。それはラッセルがメルセデスに育成ドライバーとして在籍していた時から始まっており、一日中ファクトリーにこもって作業する日もあったという。F1チームに与えられた休暇といえば、夏休みとクリスマス程度しかなく、家族と生活をするのはF1で暮らす人にとってはとても貴重なことなんだとこの言葉から気付かされる。
同席していたジョニー・ハーバートからは「いつか契約の問題があるけど、君はどうやって同期のノリスやアルボンとの戦いが再びできるようになるか考えてる？」という質問があったが、これに対してラッセルは、
「今はウイリアムズとの契約があるけど、まずはチームに立ちはだかっている苦境を乗り越える必要があるね。今は自分の仕事に集中していれば結果が出てくると思うよ」
と鋭い質問にも、今の状況を冷静に見てまずは今のウイリアムズでより良い成績を収めるためにやるべきことをする姿勢を見せた。
在宅での行動を強いられている状況ではあるが、ラッセルは様々な工夫を凝らして開幕に向けての準備を進めている。貴重な家族との時間を過ごしながらラッセルなりの準備を見守っていきたいところだ。
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