SNSの発展は我々F1ファンが、ドライバーと交流する機会も多く与えてくれた。今まではF1ドライバーというと、我々からすればとても遠い存在のように見えていたが、SNSが導入されるとドライバーの生活がリアルタイムで見られるようになり、コメントを送ったりして運がよければ本人から返事が届くという、20年前から考えれば夢のようなツールが生まれている。
このツールの代表格として、これまでドライバーの生活を映していたものは、TwitterやInstagramが主流だったが、今これに新たなものが加わっている。それがTwitchだ。

Twichはゲームを通した交流を目的としたSNSツールで、ゲーム動画を録画配信したりライブ配信ができるだけでなく、ゲームを持たないユーザーでも動画にコメントを投稿できたり、ビッツと呼ばれる仮想通貨を配信者に送って金銭的な支援も可能だ。またF1のバーチャルレースが開催されているときは、ドライバーの配信から各ドライバーの様子を見ながらレースを楽しむこともできる。ランド・ノリスが丸刈りの様子を公開したのもこのTwitchでの配信だった。
このTwitchが今ドライバーの中で流行している。それは言うまでもなく実際のレースが相次いで延期になったことにより、バーチャルレースの開催が始まり、ドライバー達がゲームをやる時間が増えたためだ。これによって、我々ファンが新たにドライバーと交流できるプラットフォームが増え、今までもドライバーを身近に感じることができるようになった。
身近に感じるポイントはいくつかある。まずはライブ配信が多いことだ。まさにリアルタイムでドライバー達と同じ画面を見て、同じ瞬間を共にできる。今までは時間や行動を共にするのはレースが行われている時しかなかったが、今はドライバーの自宅から自身のインカメ付きで配信されるので、今まさに自分がドライバーの家に忍び込んでいるような感覚がある。
2つ目のポイントはチャット機能だ。これは前に述べたライブ配信がある前提だが、配信中に画面にあるチャットウィンドウから、コメントをリアルタイムで送ることができる。ドライバーもそれをリアルタイムに受け取っているので、普段はかしこまってて聞けないような質問も気軽に送ったり、自分の声援やメッセージをそのまま届けることができる。ドライバーはシャイなのかInstagramでのライブ配信やコメントを見てもらう機会が少ないことを考えると、Twitchのチャット機能はドライバーに拾ってもらえる確率が高い。
ドライバーが配信を始めるのはその日によってまちまちだが、長いと半日以上何かしら配信されていることもあり、時にはドライバーの貴重な食事時間も共にすることができる。ドライバーも自宅にいるので普段のサーキットでは見られない姿から、意外な特徴の発見に繋がるところも面白い。新たなドライバーの特徴や性格を発見するのに、このTwitchは我々に新たな刺激や感動をもたらしてくれそうだ。以下に現在確認できているドライバー達のTwichアカウントを掲載しておくので、推しドライバーをフォローしてみてはいかがだろうか。
シャルル・ルクレール:https://twitch.tv/charlesleclerc
マックス・フェルスタッぺン:https://twitch.tv/maxverstappen
アレクサンダー・アルボン:https://twitch.tv/albono23
ランド・ノリス:https://www.twitch.tv/landonorris
ジョージ・ラッセル:https://www.twitch.tv/GR63
ニコラス・ラティフィ:https://www.twitch.tv/nicholas_latifi
ロマン・グロージャン:https://www.twitch.tv/r8gesport/
カラム・アイロット:https://twitch.tv/callum_ilott
ルイ・デレトラズ:https://twitch.tv/louisdeletraz
ピエトロ・フィッティパルディ、エンツォ・フィッティパルディ:https://twitch.tv/fittipaldibrothers
ファン・マヌエル・コレア:https://twitch.tv/juanmanuelcorrea
アーサー・ルクレール:https://twitch.tv/arthur_leclerc14
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