カルロス・サインツは、レース開催がないこの期間どのように過ごしているのか、マクラーレンの公式サイトで紹介されていた。サインツはチームメイトのランド・ノリスとは異なり、バーチャルGPに参加していないため、ファンにとって彼の過ごし方は気になるところだ。我々の関心ごとについてサインツは3つの必要なルーティーンを挙げながら紹介してくれている。

まずサインツはフィジカルトレーニングや食事、リラックスする時間について計画を立てていると明かしている。特にリラックスする時間については、彼自身もよく考えているようで、ゲームやファンと交流するためのSNS、家族と繋がる時間など細かく決めているようで、サインツが持つ遊び心が伺える。トレーニングも欠かさずやっているということで、朝食後と夕方の2回やっているそうで、遊びだけで終わらせないのもF1ドライバーらしいところだ。
また仕事をするときにはいくつか工夫をしているようだ。サインツは
考え事をするときには、しっかりした環境でやることが大事なんだ。例えばクリエイティブなアイデアを考えるときは、庭を散歩したり窓のそばにいるのが良いんだよ。集中力を必要とするときはスマホとかの誘惑から離れるのが良いね。トレーニングするときは、家に小さなジムがあるけど、なるべく天気が良いときは中庭とかの屋外でやるようにしているよ
https://www.mclaren.com/racing/team/carlos-sainz/f1-approach-working-home/
と、その時々に合わせて家の中で場所を移してなるべくストレスをかけないように過ごしているようだ。
さて、サインツが毎日欠かしていない3つのルーティンについて見てみよう。1つ目はフィジカルトレーニングだ。中でもサインツが大切にしているのは有酸素運動と筋力トレーニングだという。家にいながらとはいえ、トレーナーから指示を受けてその日のメニューを決められていて、シーズン時の体を維持するために抜かりなくやられているようだ。
続いては食生活だ。ここでもF1ドライバーならではの工夫がある。サインツが欠かさず摂取しているのは、タンパク質や善玉脂肪、さらに炭水化物だ。トレーニングに合わせて摂取しているということで、カロリーの摂取などが過多にならないように、ある1食は多く食べ、その後は少なめにしたりと徹底されている。家に住んでいる中で、自己管理が非常に難しいところだが、これを見る限りではサインツは誘惑に負けず生活しているように見える。このように自分にストイックに管理できることも、彼がF1ドライバーでいられる理由の一つなのかもしれない。
3つ目は、リラックスすることだ。サインツは家族とトランプをしたり、チェスをしたりと、スマホゲームだけではなく、頭を使うようなゲームをしているということもポイントであるように思える。TVの時間もあまり見過ぎないように、ニュースや興味のある分野のドキュメンタリーなどにとどめているということだ。このあたりは私たち日本人も家にいるために実践したいことで、サインツを見習ってみるのも良さそうだ。そして決まった時間にベッドに入り、起きれるようにもしているということだ。
サインツが家にいる間の過ごし方を見てきたが、重要とされている3つのことに共通するのはいずれも体のケアを念頭に置いたものであるということだ。F1ドライバーなので、ある程度ストイックにやらないとレースで戦えなくなってしまうが、私たちもサインツに倣って、なるべく家での生活で体たらくにならないように気をつけたいところだ。
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