マクラーレンのザック・ブラウンCEOは現在のコロナウイルスの影響について、その厳しさを生々しく語っている。昨日はウイリアムズが従業員の休暇措置とドライバーの給与カットを行ったことを紹介したが、マクラーレンも同様に従業員の休暇措置を取り、経済対策に対応を追われている状況だ。
ブラウンは現在の状況について、
これは複数のチームに打撃を与えかねないもので、F1界全体にも影響しうるものだろう。F1界がこの状況に対して何も手を施さないのならば、最悪のことは起こり得るだろうね。4チームがいなくなることも考えられるよ。
https://www.autosport.com/f1/news/148921/brown-f1-could-lose-four-teams-without-big-change
と強烈な言葉を残している。F1チームの状況が今かなりの危機的な状況にあるということがよく伝わる言葉だ。またこの状況を受けて2021年のファイナンシャルレギュレーションに明記されている予算制限を1億7500万ドルから1億5000万ドルへと下げることに各チームが合意をしたことも明かしている。
この一連の出来事で、予算制限が導入される2021年や2022年に対してどのような影響が出るのかは未知数だが、少なくともF1をできるだけ存続させるためには、この予算制限をうまく利用する必要はありそうだ。まだ正式に予算制限の金額を変更することはレギュレーション上には明記されていないが、次回改版されたときに具体的な金額を含めて記載されるはずなので、注目しておきたいポイントにはなりそうだ。
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