ランド・ノリスは今シーズンのヘルメットについて毎レースごとに変えるという。

これはFIAのレギュレーションにおいて、ヘルメットデザインについて、1シーズンで1回のみ特別デザインだけを認め、残りのレースでは同じベースデザインのものを使用しなければならないというものがあったが、これに賛成するドライバーも少なかったため廃止になったことを受けて変更されたという。
今年初めにマクラーレンのサイトの中では、まだレギュレーションが変わる前だったので、一つのデザインを中心にしてそのコンセプトを自ら考えていたことを明かしていた。そしてイギリスGPではファンから募ったデザインで走ることも公表していた。しかしこのレギュレーション変更に伴ってその計画もどうやら変更になったようだ。
その計画についてノリス本人は「毎レース特別仕様で行くつもりだよ。今は自宅の壁にみんな下げてあるんだ。毎レースそれぞれに思い出をそれぞれのヘルメットに残しておきたいからね」と語っている。
オーストラリアGPにも特別仕様のヘルメットを作成していたようで、カンガルーが頭上にあしらわれて、背後には夕焼けの様子が描かれていたということで、どうやらその国を連想させるデザインを毎戦持ち込むようだ。
今まではワンポイントでデザインを付け加えるくらいならお咎めなしとされていたが、全体の色や視覚的に大きく変化が出るものはNGとされてきたが、今回のレギュレーション廃止によってノリスだけでなく、多くのドライバーにとっても様々な試みが自由にできるので、どのようなデザインが今後表れるのか楽しみだ。以前はセバスチャン・ベッテルがレッドブル時代に毎戦変わったヘルメットデザインを持ち込むことで有名だったが、今後はノリスがそのリーダー的存在になるかもしれない。
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