F1ニュース日記 -フェラーリのファクトリーが封鎖。今FIAに求められる対応とは

 新型コロナウイルスが猛威を奮い、予定されていた開幕戦から第4戦まで延期に追い込まれる事態となっている。そんな中で影響はまだ拡大している。この苦境の中にあって今日飛び込んできたのは、フェラーリのファクトリーも封鎖されるというニュースだった。

Ferrari F1 team shuts Maranello factory due to coronavirus pandemic
Ferrari has shut its Maranello factory - including its Formula 1 operations - in response to the global coronavirus pandemic

 現在最も感染の勢いがあるのは、イタリアで全土に渡って外出が制限されている。その中で、フェラーリの拠点があるマラネロもその対象となり、フェラーリは感染拡大を食い止めるため、ファクトリーの閉鎖を決めたということだ。

 現状リモートワークは認められているが、F1の開発への影響が避けられない事態になっている。ファクトリーが稼働しないということは、パーツの設計や製造だけでなく、風洞を使った実験やシミュレータの稼働も制限されることになる。リモートワークができるとはいえ、実際の開発に対しては計画通りに進められない状況であるだろう。

 ヨーロッパ内での感染拡大に歯止めがかからない状態なので、全チームにこの影響が広がらないとは言えない状態だ。しかし、イタリアに拠点を構えるフェラーリ、ハース、アルファタウリが今このような影響を受けているとなると、この状況はフェアと言えるのだろうか。

 F1は開発が止まっただけでも、その遅れからアップデートパーツの投入が遅れたり、レースで使うスペアパーツが不足するなど、レースに直接的に影響する要素が多くある。ロス・ブラウンは開幕前に「あるチームが入国制限を受けて、レースに出場できない時はチャンピオンシップとしてレースを開催しない。自身の都合でレースに出られないならチームの責任だが、外的要因によって出場できないのに、チャンピオンシップを開催するのはフェアではない」と語っていた。

 今、コロナウイルスという外的要因によってファクトリーが封鎖され開発が通常通りに行えないのならば、開発上もフェアな状況にするために他チームのファクトリーも閉鎖すべきではないだろうか。

 現在、第4戦中国GPまでの延期が確定し、カレンダーの調整が必要とされている中で、8月に予定されていた夏休み期間を3月や4月に代替する案があるという話も出てきている。開発に制限が掛けられたチームが出た今、夏休みのファクトリー封鎖の手順を踏んで、各チームの開発も止めるのも一つの手段だろう。状況が刻々と変わり、日々難しい決断が求められる中で、FIAにはフェアな環境が維持されるような決断がなされることを期待したいところだ。

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