ウィリアムズのジョージ・ラッセルは、今年から新たにルーキーとしてチームに加わるニコラス・ラティフィについて、「彼に勝つにはタフな戦いになる」ことを明かした。

ラッセルはF2で共に戦った経験もあり、F1界でもラティフィをよく知るドライバーの一人だが、彼について次のように語っている。
ニコラスは間違いなく低評価されすぎている。彼はフォース・インディア、ウィリアムズでF1のテストやフリー走行を経験しているから、今までのドライバーと比べても準備の量が多いんだ。だから彼に勝つのは簡単なことではないんだ。僕もプッシュしないと負けてしまうよ
https://www.autosport.com/f1/news/148395/russell-underrated-latifi-will-be-tough-to-beat
と、ラティフィの高い可能性と多様な経験についてこのように表現していた。
先日までのテストでも、両者のギャップは初日でコンマ2秒とあまり差は開いていない状態で、そのポテンシャルをラティフィは既に見せつつあるようだった。しかし、3日目にはラティフィの走行中にトラブルが発生し、マシンを止め多くのマイレージを稼ぐことができなかった。結果的に3日間のテストの中では参加したドライバー21人中18番目にマイレージが少ない628kmの走行に留まってしまったが、彼のこれまでの経験から考えればすぐに挽回は可能だろう。
それを踏まえてかラッセルも、全力でラティフィと戦うつもりで準備をしているはずだ。またクルマも昨年に比べて、映像で見てもその改善は多く見られる。ラッセルにとっても今年は初めてライバルと戦えるシーズンと成りえそうで、いよいよラッセルのポテンシャルも発揮されようとしているシーズンに向けて期待は膨らむ一方だ。
まだラッセルはF1にデビューしてからポイントを挙げられていないが、それは今年からデビューするラティフィにとっても同じことだ。どちらが先にポイントを獲得するのか、チームメイトであっても最大のライバルとして戦う2人に今年は多くの注目が集まりそうだ。
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