日曜日になりマンフィールドは再び快晴に包まれた。ポールポジションとなったのは、Race1で8位となったルーカス・ピーターソン、横にはピーター・パタチェクが付いた。チャンピオンを争うリアム・ローソンは7位、イゴル・フラガは8位、角田裕毅は9位からスタートする。
スタートでローソンは良いリアクションを見せるも、フラガと接触していた。さらにその先で行き場を失い、フラガに先行を許した。一方、2周目の1コーナーでタイメン・ヴァン・デル・ヘルムがトップに立った。その後も2位以下は激しいバトルを続けているので、フラガとローソンとのギャップも非常に近く、サイドバイサイドのバトルが続いた。
前方のクルマのペースが落ちてくると、フラガは躊躇なく前方のマシンを抜いていく。ローソンもそれに続いて抜いていくが、お互いのマシンの距離が近く非常に緊張感が高まる瞬間だった。
しかし一連のバトルによって両者のギャップは広がり、1秒程度になったことで、一旦両者の争いは休戦状態になった。
ところがローソンもこのままの順位ではフラガに逆転されることもないため、あまり無理をせず楽にクルマをドライブし、このままの状態でレースを終えた。
そしてレースはヴァン・デル・ヘルムがTRSでの初優勝を果たした。フラガは4位、ローソンは5位でランキング首位は変わらず、角田は7位だった。
フラガとローソンとのポイント差はいよいよ4ポイントとなり、Race3では前に出た方がチャンピオンとなる可能性もある。今シーズン最後のレースとなるため、激戦必至となりそうだ。今回はスタートで接触するシーンもみられたが、両者がリタイアせず良いレースを見せてくれることをまずは期待したい。
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