2020年のシーズンも最後のラウンドとなった。最後のラウンドの舞台はマンフィールドだ。ここでリアム・ローソンとイゴル・フラガのチャンピオン争いが完結する。
スターティンググリッドはフランコ・コラピントがポールポジションを獲得し、横にはチャンピオンを狙うフラガが付けた。ローソンは4位、角田は11位からのスタートなった。
コラピントがスタートでホイールスピンを喫し、3位にまで落とした。一方でフラガとローソンが完璧なスタートを決め、それぞれ1位と2位に立ち、早速チャンピオンを狙うライバル同士の直接対決になった。
残り16周のところで、ヘニング・エンクヴィストとエミリエン・デナーが接触し、両者がクラッシュした。これにより赤旗が掲示された。
レースは残り14周から再開したが、フラガに対してプレッシャーを掛けずにいたローソンは逆にコラピントからプレッシャーを受けていた。何とかプッシュしてコラピントから2位を守ったローソンだったが、最後までフラガに対して仕掛けることができなかった。
そしてフラガが逆転のチャンピオンになるために必要なトップでのチェッカーを受けた。2位にローソン、角田は9位でレースを終えた。
フラガはレース後「レースの優勝に必要なペースがあったから今日は強かった。僕が願ったような展開になってくれたし、チャンピオンシップにとっても追い風なったよね。このまま最後まで戦うよ」と語り、逆転のチャンピオンに向けてここから波に乗れるように戦う姿勢を見せた。
一方でローソンは「スタートはとても良かったし、レースペースも問題なかったけど他が速かったね。また明日に向けて調整してポジションを取り戻すよ」とペースとしては問題ないものを持っていたものの、まだ改善の余地はありそうだ。しかし、表情はリラックスしており、明日に向けて既に照準を合わせているようだった。
Race 1の結果によってランキングの順位に変動はないが、最終決戦に向けて緊張感が高まるレースとなった。
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