F1ニュース日記 −マクラーレン“中団トップは絶対に譲らない!”

 2月13日にマクラーレンが新車MCL35を発表した。伝統あるチームが再び常勝軍団へと復帰するために、2人のドライバーを新車を前にしてどんなコメントを残したのか見てみよう。

 カルロス・サインツは昨年の良い結果を踏まえて、今シーズンに対する姿勢について次のように語っている。

 今日は僕らにとってとても重要な日になったね。この冬の間新車を開発するために僕もすぐ側から見ていたから、このクルマに対してどれだけの努力と情熱が注ぎ込まれているのか分かっているんだ。

 僕らは去年のアブダビでチェッカーが振られたと同時に新しいシーズンに向けてリセットボタンを押して、非常にハードに仕事をしてきたし、クルマの至るところについて熟成を進めてきたよ。

https://www.mclaren.com/racing/2020/car-launch/mclaren-reveals-mcl35-world/

 サインツからはチーム側の状況について語られていたが、細部まで手を施したと言っているので、その改善がどこまでできているのか気になるところだが、それはバルセロナテストや開幕戦までのお楽しみとなりそうだ。

 そしてランド・ノリスは、昨年は成功と言えるような結果を残したが、彼が得たその経験からさらなる成長を目指すことを語っていた。

 まずMCL35は見た目がすごくカッコよくなったよね。ファンも気に入ってくれるだろうし、僕もドライブするのが本当に楽しみだよ。数多くのハードワークと開発にはデザインチーム、エンジニア、組立てのチームからの情熱が注ぎ込まれているから、この大きな進化の1人に加わっていることだけでも特別な気持ちになるんだ。

 僕のルーキーシーズンは素晴らしい経験になって、チームとカルロスから多くのことを学ばせてもらったよ。この経験から付いた自信を身に付けて戦うのは初めてのシーズンになるけど、ドライバーとして1年を通してエンジニアに対してしっかりフィードバックができる自信があるんだ。

https://www.mclaren.com/racing/2020/car-launch/mclaren-reveals-mcl35-world/

 ノリスが言うように今年は昨シーズンからのレギュレーションの変更もないため、引き続き中団争いは激しくなることが考えられる。そのためマクラーレンは去年得た成功体験からライバルを引き離してトップ3にどれだけ近付くことができるのか、中団争いからは今年も目が離せないことになるだろう。

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