2月12日、ルノーはフェラーリ、レッドブルに続いて3番目に今シーズンのマシンの一部を公開した。ルノーは今年からエステバン・オコンをレギュラードライバーとして、またシャシーテクニカルディレクターとしてパット・フライを迎え、人員を強化し復活を目指す。そのルノーの復活への道がキックオフされた今、それぞれのドライバーはどのような思いでいるのか、コメントを見ていこう。
まずはルノーに加入してから2シーズン目となるダニエル・リカルドだ。
チームみんなで昨年の位置から這い上がっていくためにみんなで戦うことを楽しみにしているんだ。去年は僕自身もそうだし、チームも学ぶことがたくさんあったよ。僕にとって大事なことだったのはF1には賢い人だけがいるっていうわけではないってことなんだ。というのは、チームの中で一人ひとりの持ち味が出されることが必要ということなんだよ。みんなが近い距離で仕事をしてベストを尽くすことで、お互いを助けることにもなるし、その日のベストを出せることだってあるんだ。この経験はルノーにいたからこそできた経験でとても楽しめたよ。
https://www.renaultsport.com/renault-f1-team-officially-launches-its-2020-campaign-14505.html?r=331
一昨年までレッドブルにいたリカルドだったが、ルノーに来て新しい発見があったことで新たな刺激を受けられているようだ。その刺激を更にチームメンバーにも共有して前進させていくのもリカルドに与えられた重要な役目なのかもしれない。それは彼のユーモアさと誰にでも親しめる性格から十分に可能だろう。むしろそのユーモアさを全面に押し出して、良い成績と一緒に見られることを私たちは待っている。
そしてオコンは2年ぶりのフルシーズン参戦ということもあり、率直に楽しみな気持ちを語っている。
バルセロナで新車をテストするのが待ちきれないね！準備にはたくさんの時間を費やしてきたから、戦いを始める準備はできているよ。またレースができることを楽しみにしているよ。今年のマシンには新しい要素やメンバーも加わって、パフォーマンスをさらに引き出すためにみんなでハードワークしてきたんだ。今は新しいクルマを見てわくわくしているけど、今度はクルマに乗りたくてしかたがないね！
https://www.renaultsport.com/renault-f1-team-officially-launches-its-2020-campaign-14505.html?r=331
前回、オコンについて期待されていることについて書いたが、今回はそれを脇に置いて楽しみな気持ちを全面に表していたことが印象的だ。
その楽しみな気持ちがシーズン中絶えることなく続き、良い成績を残すことが彼にとって大きな力となるはずだ。これまで残してきた彼の経験と、リカルドを含めたチームの支えでどこまでルノーを前進させることができるのか、オコンが中団争いを盛り上げる重要な存在になることを私たちも楽しみに待ちたい。
ルノーはオコンが加わったことによって、更に明るみが増すような想像をさせるコメントが私の印象に強く残った。このリカルドとオコンが持つ明るさは上位進出に欠かせない一つの秘技となるかもしれない。
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