ジャック・エイトケンはルノーのリザーブドライバーから離脱することを自身のTwitterで発表した。
Today, I announce my departure from @RenaultF1Team. I can only say how much I’ll miss every single one of you guys, and moments at Enstone will forever by highlights of my life. Thank you for all you’ve done for me, and wish you the best. Onto a new chapter, and a fresh start. ✌🏻 pic.twitter.com/vYkDpZfY71
— Jack Aitken – 한세용 (@JaitkenRacer) February 3, 2020
今シーズンの活動が明かされていない中での発表となったが、今後どのような道を選ぶのか、彼の功績を振り返りながら考えたいと思う。
エイトケンはイギリス生まれの24歳で、2012年からフォーミュラでのレースを始めている。2017年のGP3では1勝しかできなかったが、ランキングでは2位となり2018年からF2に参戦した。
2018年から2年連続でF2に参戦し、各年で1勝ずつ挙げており、2019年にはランキングで5位となり今シーズンへの期待が膨らんでいるところだった。また去年からルノーのリザーブドライバーとしても活動を始め、傍から見ると今が最も成長著しいところにあるように見えていた。
エイトケンはルノーの一員になれたことのメリットについて、F2のドキュメンタリーのChasing The Dreamの中で、F1でのレースの戦う姿やファンサービスを間近に見て、レースへの取り組み方や表情が変わったと語っていた。
これだけエイトケンにとって大きな影響を与えてくれたルノーからなぜこのタイミングでの離脱を決めたのだろうか。ステップアップカテゴリーにいるドライバーにとってルノーのようなチームに入っていることで、プライベートで戦うよりも多くのサポートが受けられ、自身の管理も行えやすいだろう。もちろんF1チームに直結するアカデミーでもあるので、実力さえ伴えばF1に乗る機会も与えられることは多いだろう。
一方で特定のチームのアカデミーから外れることで逆に自由な環境で活動ができるメリットもあるだろう。F1のシートも競争が激しくなっている中で、チームを問わず交渉が行なえ、シート獲得の可能性も広げることができるだろう。
エイトケンはまだ将来についての発表は行なっていないが、Twitterのヘッダーを見ると”February 4.”とだけあり、明日何らかの発表が行われることを示唆している。また去年エイトケンが在籍していたカンポスからもドライバーの発表についてはまだ行われていない状態だ。どのような発表になるか注目したいところだが、彼の将来にとってより良いものとなることを願いたい。
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