ウィリアムズの副チーム代表を務めるクレア・ウィリアムズは今年から開発ドライバーとして加入したダニエル・ティクトゥムについてコメントした。先月12月に加入が決まったティクトゥムだが、チームは大きな期待を寄せている。

「彼と一緒に仕事ができることを楽しみにしている。チームからすれば彼はシミュレータードライバーとしてはベストなドライバーの一人だということを、チームの加入を決めた時から知っていたよ。彼は素晴らしいタレントを持っていて、チームの開発には欠かせない人材だと思う。また彼自身がシミュレーターでの経験を積むことで彼にかかっている期待とそれを実現するために必要なものも分かっているはずだ。彼がこれまで積んできた経験から考えると、彼は多くのことについて成熟できていて、冷静に仕事がこなせると思うんだ。彼はどんな理由があろうともこのスポーツから離してはいけない素晴らしいイギリス人の一人だと思うよ」とティクトゥムをべた褒めした。
なぜウィリアムズはここまでティクトゥムをべた褒めしているのか、その理由の一つである彼の経験から考えていきたい。
ティクトゥムは2017年からレッドブルジュニアチームに加入し、ユーロカップ・フォーミュラ・ルノー2.0とGP3に終盤から参戦するも、ランキング上位に入るには及ばなかった。ところがその年のマカオグランプリに2度目の参戦をした時に、トップ争いをしていた2台がファイナルラップの最終コーナーでクラッシュするという劇的な展開で初優勝し、彼はこれをきっかけに一躍注目されることになった。
2018年にはユーロF3に参戦し、前半は圧倒的なリードでチャンピオンの最有力候補として挙げられた。最終的にはミック・シューマッハの驚異的な追い上げによってチャンピオン獲得を惜しくも逃すものの、ジュニアフォーミュラ界に強烈な印象をもたらした。
その年のマカオグランプリにも出場し、昨年とは全く異なり圧倒的な強さで予選1回目、予選2回目、予選レース、決勝レースのすべてで1位を獲る成績を収め、史上3人目の連覇を成し遂げた。
2019年はスーパーフォーミュラに参戦するも、成績が振るわずシーズンのわずか3戦目でチームから離脱を命じられ、レッドブルジュニアチームからも放出されてしまった。
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