Toyota Racing Series -2020年の注目ドライバーを紹介!

 前回は複雑なTRSの簡単なレギュレーションを紹介した。

 今回はいよいよ今シーズンのTRSに出場する注目のドライバーを紹介しよう。これからF1を目指す注目のドライバーだけに、今からでも抑えておきたい。

 まず紹介するのはリアム・ローソンだ。ローソンはニュージーランド出身の17歳だ。彼は弱冠17歳にして、去年はTRS、FIA F3、ユーロフォーミュラオープン、マカオグランプリに出場した。特にTRSでは初参戦のシーズンだったにもかかわらず、いきなりTRSチャンピオンとなった。そこではFIA F3でランキング2位となったマーカス・アームストロングと最終戦まで激しいチャンピオン争いを繰り広げ、TRSチャンピオンを獲得した。一方でその後参戦したFIA F3では結果が振るわず、ランキング11位でシーズンを終えた。

 マカオでもアームストロングと熱いバトルを演じてくれるも、大きな結果に結びつけることはできず8位で終えている。今年は連覇を目指して挑戦し、FIA F3でも飛躍したいところ。チャンピオンらしい横綱相撲を見せられるのかが注目ポイントだ。とにかく彼のバトルの時のアグレッシブさには刺激が強めなドライバーだ。

 2人目に紹介するのは、今シーズン唯一日本人で参戦する角田裕毅だ。今回TRSは初出場となる。昨年はFIA F3に出場し、モンツァのスプリントレースでは初優勝も果たした。レッドブルにもその才能を買われ、今年からはF2にも参戦する。F2ドライバーでは唯一の参戦となるので、それ相応の結果も求められるところだが、
スーパーライセンスポイントが現在十分に足りていない状況なので、TRSでランキング上位に入り、少しでもポイントを稼ぎたいところだ。昨年FIA F3ではランキング9位となっており、ローソンを上回ってチャンピオンになる可能性も十分にあるはずだ。

 今回は注目ドライバー2人を取り上げて、その背景やこれまでの経歴などを迫った。もちろん今回挙げなかった他のドライバーについても余裕があれば調べてみるのも面白いだろう。特にチャンピオン争いをしているドライバーのフォローは必須だ。

 さて、TRSは毎戦以下のリンクからYoutubeでライブ配信されている。特に土曜日は日本時間朝5時からの予選となり、毎週早起きが求められるが、健康のためとも思って、若手たちの熱いレースを観てみるのはいかがだろうか。 https://www.youtube.com/user/ToyotaRacingSeries

 2020/01/15更新:

第1戦ハイランズのエントリーリストが発表された。

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