F1ニュース日記 -クビサがアルファロメオのリザーブに加入。期待される効果は?

 2020年最初に紹介するニュースはこちら。

Kubica joins Alfa Romeo as reserve driver | Formula 1®
Having sensationally returned to full-time F1 action with Williams in 2019, Robert Kubica will remain a fixture in the paddock in 2020 after signing a deal to b...

 2019年をもってF1から事実上の引退をしたロバート・クビサがアルファロメオのリザーブドライバーとして加入した。同時にクビサのパーソナルスポンサーとして付いていたPKNオーレンが2020シーズンから共同タイトルスポンサーとして加入することも決定した。この一連の契約を通してアルファロメオが2020シーズンで期待している効果を考えてみる。

 考えられる理由としてはマシン開発のためが挙げられる。まず成績から振り返ってみよう。コンストラクターポイントの獲得数で見ると2018年は48ポイント、2019年は57ポイントを獲得しているが、ランキングでは2018年も2019年も8位だった。新車発表時には先進的なパーツを取り入れて積極的な姿勢を見せていたが、その効果はチームからすれば今ひとつ足りないものだった。特にキミ・ライコネンはドライバーズポイントで43ポイント獲得できていたが、アントニオ・ジョヴィナッツィの方は14点に留まり、ドライバー間の成績差が大きかった。つまり決して2人のドライバーが扱いやすいクルマに仕上がっていなかったと考えられる。

 そんなドライバー間の性能格差を改善すべくF1での走行経験が豊富で、知識も備えているクビサを加入させることで、どんなドライバーでも扱いやすく、セットアップも掴みやすいクルマを開発しようとしているのではないかと考えられる。

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