F1ニュース日記 -ホンダがレッドブルにもたらした効果

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Horner: Formula 1 engine promises finally met with Honda
Red Bull Formula 1 boss Christian Horner says the team finally had all its engine promises delivered for the first time, after switching from Renault to Honda i...

 初めてレッドブルがホンダエンジンを搭載した一年を振り返って、クリスチャン・ホーナーが語った。ホーナーの言葉で印象的なのは、 「ホンダにとってポールポジションや優勝を獲得できたことは、ビジネス全体に感動、プライド、達成感が得られたことを意味する」ということだ。この言葉から感じるのは、ホンダの精神をホーナー自身もよく理解していることが伺える。

 ホンダには挑戦を止めることなく、常に世界一になるために初参戦したころから今まで続いている精神がある。その挑戦の精神をレッドブル陣営も良く理解し、ホンダと共に達成した勝利ということをホーナーの言葉から感じさせてくれる。またホンダとレッドブルは今や単なるPUサプライヤとカスタマーの関係ではなく、一つのチームとして存在していることの証明とも言えるだろう。

 そのチームを成功に導いたのは2018年にトロロッソがレッドブルに先駆けてホンダPUを搭載したことが大きいだろう。2018年はトラブルがありながらも、常に情報をレッドブル側と共有できたことで、2019年のマシン開発に大きな効果をもたらしたことはホーナー自身も認めている。そして今シーズンはPUトラブルによってリタイアしたレースが昨年に比べて格段に減少できた。

 V6ハイブリッド時代に突入してから、その技術は安定期に入り、現在は信頼性の確保が重要なテーマになっている。今年はレギュレーションで定められている年間3基で完走を果たすことはできなかったが、この成果は来年に向けて大きな自信に繋がったことだろう。

 2021年までのパートナシップも確定し、2023年までの契約継続も噂される中、ついに花開き初めた第4期ホンダF1活動はいよいよ目標していたワールドチャンピオンに向けて2020年から戦いが激化するだろう。我々もその戦いに期待を寄せて来シーズンを待ちたい。

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