F1ニュース日記 -FDAが目指す未来とは?

 今日紹介するニュースはこちら。

フェラーリF1代表、FDAメンバー増強を公表。将来的には女性ドライバーの採用も | F1 | autosport web
 フェラーリF1は、その権威ある若手ドライバー育成プログラムにおいて才能あるドライバーを多く抱えているものの、チーム代表のマッティア・ビノット曰く、ひとつだけ欠けているものがあるという。それは女性メンバーだ。

 このニュースではフェラーリの育成プログラムであるFDAについて、マッティア・ビノットがコメントをしたことを報道しており、その焦点は女性メンバーににある。ビノットは「女性もFDAの一員になるべきだ」と発言しているが、なぜ必要なのかまでは言及されていない。そこで自分なりになぜ女性メンバーが必要されているのか考えた。

 すると一つの考えが浮かんだ。それは女性のモータースポーツ界への参加が盛んになっていることから、フェラーリもそれに積極的に関わり、ブランドをより良く見せたいということだ。男女平等が日本よりも強く謳われている欧米で、この活動は今後のブランドイメージを保つためには必要なことであることは想像できる。

 他にはどんなメリットがあるか考えてみたが、そもそもFDAは「F1にワールドチャンピオンになるための育成を行う」ことが従来のコンセプトと認識していたので、それに対して女性の参加が必要というのは個人的にはリンクしなかった。わざわざブランドのイメージを保つためだけに女性メンバーを集めるのもどこか筋が通っていない気もする。つまりこのビノットの発言は、FDAの体制を今後大きく転換させようとしていることの示唆のなのかもしれないと私は考えた。

 これまでFDAはジュール・ビアンキが加入し始まったプログラムであるが、現在ではシャルル・ルクレールをフェラーリドライバーとして輩出し、後ろを見てもミック・シューマッハやカラム・アイロットといった有望な若手が控えている。現状だけでも他の育成プログラムと比べても最大規模のメンバーを揃えているので、さらにそれを発展させようと考えている裏には、先に述べたブランドをPRするだけでなく、F1だけではない別のルートや目標を探しているのではないか、と思わせる。むしろ、ドライバー育成のためにやっているものだから、ドライバーがその恩恵に預かれるものであってほしいと願う。

 来シーズンのF2のグリッドにはシューマッハ、アイロット、ジュリアーノ・アレジ、ロバート・シュワルツマン、マーカス・アームストロングといった過去最多の人数が入ることが決まっている。その中でFDAが今後どういった逸材を育てF1に輩出するのか、女性など他の分野も見据えることでさらにフィールドを広げた格好を示すのか、注目していきたい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました